MINATO’s blog

あった事を 思い出すままに書き残していくだけです 

母の旅立ち〜会館へ

昨夜22時頃に 母の状態が厳しいと一報が入り みんなで母を励ましてきました 日付が変わり 1番下の姪は さすがに起きていられなくなり 義兄の膝の上で少し寝ていましたが 30分くらいで起きてきました その間も1番上の姪と 真ん中の姪は声をかけ続けていました   
途中 何度か呼吸が弱くなりかけてきましたが みんなで「頑張って」「大きく息を吸って」と声をかけたら 声援に応えて またしっかり呼吸してくれました そんな事が何回かありました 大好きな孫の声が聞こえたんでしょうね 本当にしっかり呼吸をし始めました
みんなでたくさん声をかけて励まし続け 声援に応えて最後の最後まで頑張ってくれましたが 次第に呼吸が弱くなってきてしまいました 一生懸命みんなで呼びかけましたが 脈拍数が下がり始め みんなで母を呼び戻そうと 必死に声を掛けましたが 最後は本当にあっという間に 本当にすーっと眠るように逝ってしまいました 看護師さんと当直の先生がみえて 母の状態を確認して 「1時52分 死亡確認いたしました」と言われ 母の体から心電図の機械などを外し 点滴の針を抜いてくれました ギリギリまで頑張ったせいか 一気に顔が真っ白になってしまいました 
少しの間 母とお別れをしたあと 姉夫婦に実家へ母の服を取りに行ってもらうことになりました その後も義兄のお母さん 姪たちと母のそばにいました 途中 2時10分頃に 旦那へ「1時52分 お母さん みんなに囲まれて 旅立ちました」とメールしました 義兄のお母さんや姪たちと母の話をして 過ごしていたら 看護師さんが来て「葬儀屋さんに連絡をしていただきたいんですが・・」との事でした 母は終活を比較的やっていて 葬儀会館の会員になっている事を ずいぶん前から聞いていたので 実家に行っている姉に電話をして その会館で良いのかを確認して 良いとの事だったので 母のエンディングノートのはさんであったメモ書きを見て 葬儀会館に電話をしました
葬儀会館に電話をしたら 母の名前や住所を聞いてきたのですが 驚いた事に住所をスムーズに言えないのです 頭が真っ白になっていて 知っているはずの実家の住所や 電話番号を思い出すようにしか言えませんでした そんな状態になったのは初めてで さすがに自分の携帯番号は答えることができましたが 本当にビックリしました大きな衝撃や精神的ショックを受けると 心身を守るために物忘れが多くなると聞いたことはありましたが 私は冷静なつもりでしたから そんな状態になっているなんて全く自覚がなく スムーズに答えられない自分に驚きました 本当はかなり取り乱していたんでしょうね 葬儀会館の方のお迎えが4時10分頃になるそうで その旨 看護師さんに伝えて お迎えをお願いして到着を待ちました
しばらくしたら姉夫婦が戻ってきたので 看護師さんに母の着替えなどをお願いして 待合室で待つ事になりました この間に旦那に「もうすぐ病院を出て 葬儀会館に向かいます」と住所 電話番号をメールしました 「夜中でも寝るときにはマナーモードにするから 連絡してね」と言っていたので 安心して連絡出来ました  
母の着替えが済み 1階に移動することになり 荷物を全部持って行きました もう葬儀会館の方が迎えに見えたのですが 看護師さんが「主治医の先生に連絡をしたら こちらに向かうとの事で しばらくお待ちいただけますか?」と聞かれ 葬儀会館の方も良いですよとの事だったので 先生を待つ事になりました 午前4時なのに来て下さるというので 驚きました 
1階の安置室に案内され しばらくしたら 主治医の先生がみえました 大変良くしていただいたのに こんな時間に来ていただいて「快方に向かっていたのに こんな結果になってしまい 本当に残念で申し訳ない」と言っていただきました 主治医の先生 看護師さんにお世話になったお礼を言い 私は母と一緒に寝台車に乗って 姉一家は車で 会館に向かおうとしたら「2名様同乗出来ますが「道案内できる方」を1名お願いします」と言われ 義兄と姉に「道案内出来ない」と言ったら 姉も寝台車に乗る事になって 姉が助手席 私は母の横に乗って 親子3人で最後のドライブになりました 
寝台車に乗ったら 白い布に包まった母が横にいて 先ほどより母が旅立ったことを認識せずにはいられなくなってしまいました 姉も「この(白い布に包まった)状態はきついね」と言っていました 主治医の先生 看護師さんに見送られ 病院を出発しました 出発時に「御自宅の前を通られますか?」と聞かれたので お願いする事にしました 
途中まではあまり知らない道だったので そうでもなかったのですが 実家が近ずくにつれて 母と車で通った道になってきて 私は中学のころから26歳まで今の実家に住んでいたので その時は生活道路だったし 里帰りした時も 一緒に出掛けたりしたので 色んな事を思い出してしまい 涙が止まらなくなってしまいました 実家の前に着き 寝台車の窓とドアを開けて 母から風景が見えるようにしてくれました 姉と私で母に「家に着いたよ」と話しかけて 少しの間そこで過ごしてから 会館に向かいました
会館へ〜仮通夜へ続く