会館に到着したら ロビーのソファーで座ってお持ちくださいと言われ 母を安置室に寝かせてくれました 午前4時40分頃だったので まだ周りは真っ暗でした 「お待たせしました」と案内されて 安置室に行くと 母は布団に穏やかな笑顔で寝ていました まるで寝ているような顔と言うけど 本当に寝顔と変わらないので 今にも起きて話をしそうな気がしました みんな泣きながら焼香と末期の水を順番に済ませ その後打合せが始まりました
義兄 姉 私の3人で打ち合わせに行き 姪たちには「そこで寝てていいよ」と言い 打ち合わせをしました 急な事だったのですが 慌ただしく内容 人数や色んな事を決めていかなければいけませんでした 友引を挟むから 今夜の通夜は出来ないそうで 明日が通夜 明後日葬儀の仮定で話を進めていきました 打ち合わせをしていたら外が徐々に明るくなってきました 6時半になってから母と付き合いがあった方に電話をして 母が亡くなったことをお知らせして 連絡を取り合って通夜 葬儀の日時が決まりました その後も決めることがいっぱいあり 7時ごろに 1番上の姪が学校に行くとの事で 義兄が 義兄のお母さんと1番上の姪と一緒に家に帰って 学校に送って行くそうで 義兄はここで打ち合わせから外れて一旦帰りました 姉も電話をしないといけないそうで そのタイミングで私も旦那に電話したら「メール見た 今から会社を出発するところ」との事だった 「急いで来なくていいよ」と言ったら 「わかった」と言ってました それぞれ電話が済んで すぐ打ち合わせを再開して 終わったのが9時過ぎていました
安置室に行くと 姪2人で母の棺に入れる鶴を折っていました 寝なかったのか聞いたら「ちょっと寝て さっき起きた」との事 みんな昨日の夕食を最後に 食事をせずにずっと起きているので さすがにお腹が空いてきたので 今は車がないので 真ん中と1番下の姪に 近くのコンビニで買い物を頼み その間に電話連絡をしたり これからやる事を姉と話したりしました 伯母や叔父に連絡はすでに済んでいて 伯母は車で もう向かっていると聞きました 車と言うのでビックリしましたが 母から 伯母が飼っている犬の介護が必要で なかなか大変らしいと聞いていたので 犬を連れてくるんだなぁとわかりました
姪たちが帰ってきたので 朝食を食べて 少しだけ休憩をしました 少ししたら義兄が戻ってきて これから役所などに行くという 話をしていたら 旦那が到着しました 11時ごろに着くと思っていたのに まだ10時10分頃でした 義兄や姉と挨拶をして 姉たちは用事を済ませに行きました まずは母に会ってもらって 母は最後まで頑張った事などを話しました 旦那も「お母さんいい顔してるなぁ 起きそうなくらいだなぁ」と言ってました 本当にきれいなお顔をしていました 少し休憩をしてもらい その後実家に連れてってもらいました
実家に行って 母が以前から「何かあった時には お祖父ちゃん お祖母ちゃんから貰ってる黒留袖を棺に入れて欲しい」と言っていたので その黒留袖と遺影に使う写真や棺に入れたい物を取りに行きました 黒留袖はすぐに見つかったのですが 以前「この写真を使ってね」と頼まれていた 遺影用の写真が どこを探しても見つかりません その時にはエンディングノートに挟んでいたのですが そこにも無かった ずいぶん長い間探したのですが どうしても見付からず 仕方がないので 他の写真でよさそうな写真を数枚選んで 荷物を持って 13時に集合との事で会館に向かいました
会館に着いたら 安置室に姪が3人でいました 「あれ？父さんと母さんは？」と聞いたら 役場に行ったとの事 姪たちと 遺影用の写真を数枚の中から選んでいたら 姉夫婦が戻ってきました 「今 写真選んでる」と話し 一緒に選びました 折り鶴を折ったり 話をしたりしました
実家から旦那と私が誕生日プレゼントに贈った 牛乳焼酎とお菓子が封を切ってない状態のまま 置いてあるのを見付けて 担当者に母の棺に入れて良いか 聞いて見たら お菓子は良いけど 焼酎は小さいペットボトルに移せば良いとの事でした 本当は全部持たせてあげたかったんですが 入れられる水分の量が決まっているとの事 ダメなら仕方ないと思っていたら 「お別れの時に行う末期の水の際に 水ではなくその焼酎を使いましょう」と提案してもらい お願いすることにしました
14時になり 枕経の時間になりました 枕経が始まると 本当に母は旅立ってしまったんだと実感せざるを得なくなり 涙が止まりませんでした それが済んで 納棺の準備をするとの事で 安置室から移動して 親族控室で過ごす事になり 皆で棺に入れる鶴を折ったり お茶を飲みながら話をしたりして過ごしました ここでさすがにしんどくなってしまい20分程寝ました しばらくしたら担当の方が来られて 準備ができたとの事で 安置室に行きました
きれいにお化粧をしてもらい 白い着物を着た母が布団に寝ており 棺の準備がされていました 打ち合わせの時に 頭を洗ったり体をきれいにしますと聞いていたので もう してもらったんだなと思いました 担当の方が「ご家族の皆様で旅立ちの身支度を整えます」と言われ 1つずつ説明を受け みんなで順番に 母に手甲（てっこう）脚絆（きゃはん）などを装着していきました 身支度が整ったら姉一家 旦那と私のみんなで 母を抱えて納棺しました 中を整えたりしていただき 上から母が入れて欲しいと言っていた黒留袖をかけて 全員でふたを閉めました
しばらくしたら熊本の1番下の叔父が来たので 姉夫婦が最寄り駅に迎えに行ってくれました すぐに到着して挨拶に出たら「久しぶりね〜」と言われました 安置室に案内して 母に会ってもらいました 棺の中の母は優しい笑顔で 叔父を出迎えていました 「綺麗でいい顔してる」と叔父も言ってくれ 母が着せて欲しいと言ってた家紋入りの黒留袖も 見てもらいました 母の事など 少し話していたら もう1人の 3番目の叔父から電話があって 名古屋駅で迷っているとの内容で 出来る範囲内で伝えて しばらくしたら最寄り駅に着いたと連絡があって 姉夫婦と叔父で迎えに行きました叔父たちに会ったのは 私は従妹の結婚式に出席したので 4〜5年振りくらいだが 私以外はもう13年くらい会えていなかったので かなり久し振りになる 母と叔父が会うのは 従妹の結婚式に出席しているので 2〜3年振りではないかな？ 少しして親族控室に案内しました
また安置室に戻ってきて 過ごしていたらHさん夫婦が来てくれました Hさんは明日の通夜は都合が悪く 来られないそうで 今日来てくれました Hさんの奥さんであるKちゃんは 15日に面会に来てくれただけに 本当にビックリしていました 叔父やHさんが 熊本のお菓子やお饅頭を持ってきてくださったので 母にお供えをしました しばらくしたらHさんが帰られました
叔父たちは 今夜から泊まるので お風呂など館内を案内してから 親族控室に行きました 叔父たちが買い物に行きたいとの事で そのタイミングで姉たちも帰りました 旦那と私は留守電をして 叔父たちが戻ってから 実家に帰る事にしました もう20時頃でした
姉と相談して 明日の朝7時半頃に私は叔父たちに会って 姪たちが学校に行くので 姉が10時頃にくるそうで 交代で 一旦実家に帰って用事を済ませて 出てきたら良いとの事 明日の昼食は皆で食べようという事になりました もう遅くなっているので外食に行こうという事になり 近くのかつやに行きました
食事を済ませ 実家に帰って 姉に頼まれていた写真を探して 明日持って行くように準備して 早めにお風呂に入りました 21時半頃に姉から「伯母が会館に着いたよ」と連絡があり すごい早く着いたのでビックリしてしまいました 未明に出たとしても 熊本〜車で1人で来てるのに 早かったなぁ
明日に備えて早めに横になりましたが ここは実家なので キッチンや部屋に 母がいるような気が かなりしてしまいました 色々考えてしまい しばらく寝られませんでしたが さすがに疲れていたので 知らないうちに寝ていました ここまでよく起きていられたなぁと思ったりしました
